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タイトル 復活の可能性!!(ふっかつのかのうせい) シリーズ アナザ編 話数 339話 収録 トリコ37巻 掲載誌 WJ2015-43 概要 アナザ編15話目。三虎VSジョアその2。 登場人物 節乃 三虎 アルファロ ジョア 光才老 ジョージョー ザウス モーヤンシャイシャイ 次郎 鉄平 チチ アカシア ネオ ←338話 →340話
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★2024年02月11日公開動画 CT検査の結果とOFUSE終了について【膵臓癌ステージ4】 https //youtu.be/YzthtJPs6X4?si=j4BMLAaUZTsIjlt7 (00 51~)CT検査の結果、何も悪い所は見つからなかった。(CT画像を見せる) (03 07~)血液検査の結果では、CEAという数値を主治医が気にしている。主治医曰く糖尿病が出てきている場合このCEAが上がってくるのは普通。みずきの場合、膵頭十二指腸切除術を受けて糖尿病になりやすくなっているため、他の数値も一緒に上がってきているのであれば糖尿病だろうということだったが、糖尿病の所見はないらしい。なのでこのCEAというのだけ単独で上がっているのがちょっと不気味だなと。 (03 45~)こうへい「先生としては大腸がんの可能性がないこともないということでした(テロップ「CEAが高いと言うことで疑うなら大腸癌」)」みずき「可能性としては大腸がん」こうへい「ま何か考えられるとしたら大腸がん」 (04 16~)みずき「一旦様子を見て、でまたちょっと血液検査は別日に設けてその時に数値が上がっていればまちょっとその時に考えようかみたいな感じだったんですよね」こうへい「まもし大腸がんの可能性を潰したいのであれば大腸カメラをやるらしいんですけど」テロップ「おしりからぶちゅっと」みずき「お尻から」こうへい「ぶちゅっと」 (05 35~)テロップ「3ヶ月に一回の検査になる予定でしたが、今回CEAが高かったので1ヶ月後に血液検査をします。その結果次第で大腸カメラが必要か否か、PET検査はどうするかなど決定します。」 (05 38~)こうへい「まちょっと心配なとこがあったんで1ヶ月後に血液検査をして、その結果でまPET検査を撮るとか、あとは大腸カメラの必要性とかを考えていこうかというお話になりました」 (05 53~)一旦、経過観察に入ったということだと思っている。抗がん剤はやめてずっと元気ウィークが続いている状態。抗がん剤という治療自体は終わって、あとは飲み薬がいくつかあるという感じ。飲み薬はリパクレオン、ウルソデオキシコール、手足の痺れを緩和させるのにプレガバリン、胃薬のランソプラゾールの4種類。 (08 17~)こうへい「おまけなんですけど、みずきにアニサキスがいました」(アニサキスの画像を見せる) (08 42~)みずき「術前のねことなので、あのまだ十二指腸がある時にちょっと検査を、色んな検査をしてる中でなんとアニサキスが発見されたと」こうへい「今回先生と色々お話してる中で先生がパソコンをいじってる中でね、アニサキスがいたので処置しましたみたいなこと書いてあって、え?アニサキスいたんですかとか言ってて」みずき「私は全然気づいてなかったんですけど」こうへい「そしたら最初の方の内視鏡を撮った時になんかこう進んでくうちにアニサキスいたらしくて、あアニサキスいたカシャッて取ったらしくて処置していただいたそうです」
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《可能性空間移動船》 No.1338 Command <第十四弾> NODE(6)/COST(2) 効果範囲:目標のカードに及ぶ効果 発動期間:瞬間 目標の〔キャラクター1枚〕をデッキの下に戻す。その後、〔そのキャラクターのプレイヤー〕は手札にある、デッキの下に戻したキャラクターと同じ種族を持つキャラクターカード1枚を、自分の場にスリープ状態で出しても良い。 「この船は、可能性空間移動船とよばれるもの。私は、これを使って統一原理にあてはまらない力をさがしに来たの」 Illustration:tera コメント 場のキャラクターを、手札の同族キャラクターに変身させてしまうコマンド。 自分のキャラに撃つか、相手キャラに撃つかで若干運用法が変わる。 相手のキャラに撃つ場合、最初に目標になったキャラはデッキの一番下に追いやられてしまうため、緑眼のジェラシーなどの決死状態にさせる除去カードより面倒になることも多い。 後続のキャラが無償降臨してしまうという欠点はあるが、ハンデスで有力なキャラクターカードを事前に相手の手札から叩き落してしまったり、相手の手札枚数と相談した上で撃ったりして、有力なキャラクターを出させないように仕向けてやれば良いだろう。 ノード・コストが軽くないこと、コマンドであるが故に少女密室や加護に引っ掛かることはよく考えて採用すべき。 第十四弾に同時収録された雷獣の毒と共に、決死を経由しない除去である事を上手く生かしたいものだ。 自分のキャラに撃つ場合は、小型キャラを経由して大型キャラをコマンドタイミングで奇襲させたり、相手の除去カードを交わしつつ場のキャラ数を維持させたりする運用になるだろう。 その場合もノードの重さが足を引っ張る点には注意したいが、場のキャラクター・これ・入れ替えるキャラクターの3枚が揃わなければ機能しないため、使える状況が限定される上、プレイを無効にされる・「種」となるキャラを除去されるなどの妨害に対し、用意するカード枚数で損をしやすいと言う点はよく覚えておきたい。 関連 第十四弾
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未来への可能性 [部分編集] エキスパンション第6弾 COMMAND 06C/C BL055R 3-青2 (防御ステップ):戦闘エリアにいる、X以下の合計国力を持つ敵軍ユニット1枚を持ち主の本国の上に移す。Xの値は、このカードと同じGサインを持つ自軍カードの上にある+1/+1/+1コインの個数+2とする。 移動 青-UC 条件付きのバウンスコマンド。 移動先は本国の上なので、事実上の除去効果といえる。防御ステップなのでブロッカー排除としても文句なし。 その代わりに、同じGサインを持つ自軍カードに+1/+1/+1コインが相当量必要になるので、フルアーマー・ユニコーンガンダムやミネバ・ラオ・ザビ《06》等で予め準備をしておくと良い。 合計4個も用意できれば、大半のユニットは射程内に入る。 とにかくコインの維持が必須になるので、ワンマンアーミー等のコイン除去は天敵となる。 条件を満たす自軍カード全てのコインを参照にする。最後の戦いへ等でセットオペに乗っている(戦闘修正が機能しない)コインも同様。
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「鈴菜さん!大変です!」 私、岩水鈴菜と同行者である犬山うさぎは、西南西の方に向けて歩いていた。 私が先頭に立ち、うさぎが後ろを歩いていたのだが、後方のうさぎの言葉に私は振り返る。 「どうした、うさぎ。ゾンビの群れでも出たのか」 「いえ、そうじゃなくて…ウサミちゃんが消えちゃったんです」 涙目で訴えてくるうさぎ。 私達には、もう1人…いや、一匹の同行者がいた。 それは、犬山うさぎの異能により召喚された兎である。 同じうさぎで紛らわしいということでうさぎがウサミちゃんと命名したのだが…ウサミちゃんはうさぎの腕に抱かれて、彼女に可愛がられていた。 出会った当初怯えていたうさぎも、大好きな動物と触れ合って落ち着いたようで安心していたのだが… 確かに彼女が言う通り、腕に抱かれていたはずのウサミちゃんがいない。 「どこかに逃げたのか?」 「いえ、それが腕の中にいたのが、急に透明になって消えてしまって…」 「ふむ…」 鈴菜は腕を組んで考える。 直前になにか変わったことが起きた覚えはない。 いや、もしかしたら気づいてないだけで何か起きて、それが原因で消えたという可能性もなくはないが。 「もう一度出てくるように祈ってみてはどうだろうか?」 「そうですね…ウサミちゃん、出てきて~」 そうしてうさぎは祈った。 そしてその数秒後…それは現れた。 「なああっ!?」 「どうしたんですか鈴菜さん、らしくもなく大声で……えええええ!?」 私は思わず驚きの声を上げ、目をつぶって祈っていたうさぎも遅れて驚いた。 「ぐぎゃああああああああす!!」 そこにいたのは…ドラゴンだった。 冗談としか思えないが、まるでゲームの世界から飛び出したような架空の生き物が、私達の目の前には存在していた。 一応補足しておくと、目の前にいるドラゴンの姿は、蛇のような長い身体を持つタイプではなく、ずんぐらむっくりな身体に、角や牙や羽を生やしたような、あっちのタイプのドラゴンである。 その全長は私達の3倍…5メートルはあるだろうか。 凶暴そうな牙を生やしながら、私達を見下ろしていた。 私とうさぎは、しばらくドラゴンを見上げていた。 どれほど時間が経っただろうか。 沈黙を破ったのは…新たな混沌を産む闖入者であった。 「今助けるぞ、うさぎぃぃぃぃ!!」 後ろから、声が聞こえて私とうさぎは振り向く。 そこにいたのは、イノシシとブタをミックスしたような化け物だった。 目の前のドラゴンほどではないが、やはりその身体は巨大だ。 イノシシブタは、こちらへ走ってきたかと思うと…ドラゴンに向かってタックルを仕掛けてきた。 「ぎゃああああああああああす!?」 ドラゴンは、イノシシブタの体当たりを受けて森の奥に吹っ飛ぶ。 そしてイノシシブタはこちらに…主にうさぎに向けて笑みを浮かべるといった。 「その様子…どうやらうさぎは正気の様子。さすがは我が聖女である」 妙にうさぎに対して友好的な態度のイノシシブタを見ながら鈴菜は思った。 ドラゴンにイノシシブタ…私たちは、異世界転生でもしたのか、と。 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇 「ぎゃあああああす!」 森の奥に吹っ飛ばされたドラゴンが、鼻息を荒くして戻ってくる。 私、犬山うさぎは状況に取り残されて未だ混乱から抜け出していなかった。 えっと、ウサミちゃんを出そうとお願いしてたら、出てきたのがドラゴンさんで… びっくりしてたら、イノシシとブタを合体させたような人が現れて… 「むぅ、やはりあの程度では倒れなんだか。さすがは我が前世の世界にて最も狂暴と言われる種族、ドラゴン…!」 「ふしゅう、ふしゅう」 「正気を失った人間との道中の戦いで武器(木の柵)を失った状態で戦うのは厳しいが…しかし我は和幸、最も残虐なる種族、オークの戦士!我が聖女を守るため、戦い抜いてみせようぞ!」 「えっ、和幸って…和幸さん!?えっ!?」 目の前のイノシシブタさんは、和幸と…小中学校で飼っているブタの名を名乗った。 そういえば、イノシシブタさんが持っている袋…いつもトウモロコシを入れている袋だ。 あんなものを大事に持ってるってことは、やはりそういうことなのか。 (よく分からないけど…和幸さん、無事だったんだ。良かった!) 正体が分かると、急速に心が落ち着くのを感じた。 目の前にいるのは、姿形こそ随分と変わっているが、自分のよく知る、大好きな動物さん。 対峙するドラゴンも、きっと自分が生み出した動物さんだし、話せばわかってくれるはず。 うん、大丈夫。 目の前で起きているのは異世界の戦いじゃない。 学校では人間も動物もよくやる、喧嘩みたいなものだ。 そして自分は何度もその仲裁をしてきた。 「やめなさい!!」 私は大きく声を張り上げる! ドラゴンさんも和幸さんも、驚いた様子でこちらを振り向いた。 「ケンカしちゃ、めっ!です」 人差し指を立ててうさぎがそう言うと、剣吞とした雰囲気は急激に消え失せた。 ドラゴンも和幸も、うさぎが大好きであった。 そんな彼女のふんわりとした𠮟責は、彼らを和ませ、落ち着かせたのだ。 隣の鈴菜が、驚いた表情でうさぎを見る。 「うさぎ、貴女はすごいな…」 「えへへ、動物も人間も、仲裁は慣れっこなので」 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇 「とりあえず、ここでは目立つ。一度森の中に身を隠そう」 場が落ち着いたところで、鈴菜は切り出した。 一触即発の状況は回避したとはいえ、やはりまだ状況が分からなすぎる。 かといって巨体二人がいる中、見晴らしのいい場所にたむろしていたのでは目立つ。 そこで、女子二人にドラゴンとオークという珍妙な一団は、北上して森の中に身を隠すことにした。 「さて、とりあえず状況を整理したいのだが…まず、お前は何者なんだ」 そういって鈴菜は和幸を睨む。 ドラゴンの方はとりあえず、状況的にうさぎが召喚したものだということで害意はないだろうからいいが、こいつについては素性が謎だ。 「鈴菜さん、この人は和幸さん、この村の小中学校で飼ってる豚さんです」 「…すまないがうさぎ、その説明で納得しろというのは私には無理だ」 「…ふむ、では我の口から説明するとしようか」 そうしてオーク…和幸は自身の素性を説明した。 自分の前世はこことは違う異世界の残虐なるオークの戦士であったのだと。 このVHが起こった際に、前世の姿を取り戻しこのような姿になったのだと。 「…その説明を私たちに、信じろと?」 「信じぬのは勝手だが、我は嘘などついておらんぞ」 「うさぎはどう思う」 「私ですか?うーん、和幸さんが嘘をついてるとは思えませんし…それに、村の人がゾンビになったり、ドラゴンが現れてるくらいですし、そういうファンタジーが存在しててもおかしくないんじゃないかなって」 「…そう言われてみると、確かに何が起きてもおかしくない気はするから不思議だな」 確かにうさぎの異能の力とはいえドラゴンが現れてるくらいだ、オークが現れたっておかしくはない…か? 釈然としないが、そう納得するしかなさそうだった。 「では和幸、お前は私達の…いや、うさぎの味方ということでいいのだな?」 「うさぎはこの世界に転生した我を温かく迎え、芳醇なるとうもろこしを味合わせてくれた恩人である。千紗は守れなかったが…せめて彼女のことは守りたい」 「千沙ちゃん…」 和幸から千沙やデコイチの話を聞かされたうさぎは、俯く。 彼らはゾンビとなり、そして和幸の手で引導を渡された。 うさぎの脳裏には、自分を慕う少女と犬との思い出が浮かんでいた。 もう、彼女たちと遊ぶことはできない。 助かる可能性が残されている両親と違って、もう会えないのだ。 いや、千沙たちの状況を考えると、両親だって、殺し殺されを演じている可能性があるのだ。 和幸の話によれば学校にはかなり大勢人が集まっていたらしく、そのほとんどがゾンビになっている可能性があるらしい。 ウサミちゃんが示した場所での用事を済ませたら向かうつもりだったが…行くのは危険かもしれない。 「うさぎ…我を恨むか?」 「…いえ、和幸さんのしたことは、きっと間違ってなんかないです。デコイチさんだって…きっと和幸さんのしたことを責めたりなんかしてないです」 「…どうだかな」 しんみりした雰囲気の中、鈴菜が口を挟む。 「しかしお前は…自分のことを先ほど残虐なる種族と言っていた気がするのだが…」 鈴菜が懸念しているのは、果たして和幸が本当に味方として信用できるか、ということである。 残虐非道であるというなら、うさぎを慕っているふりをしているという可能性だってなくはない。 そんな鈴菜に対して、和幸は答えた。 「…転生した直後の我であったなら、己の欲望のままにこの村で蹂躙の限りを尽くしていたやもしれんな。しかし…そのような暴虐を働くには…我は少々、この村に愛着が湧きすぎた。今の我の頭を占めるは、とうもろこしの芳醇なる香りとおいしさ、とうもろこしを提供してくれる麗しき人間の姿のみよ」 「和幸さん…ごめんなさい、私今、とうもろこし持ってないんです」 「なんとっ!?…ううむ、うさぎに会えればとうもろこしを補充できると思ったのだが…とんだ誤算である」 「お家が倒壊しちゃったから、神社に戻っても用意するのは難しいかもしれないです」 「なんということだ…とうもろこしを補充できぬとは、これは由々しき事態である」 能天気な会話を繰り広げる和幸とうさぎの姿に、鈴菜は毒気を抜かれてしまった。 どうやらこのオーク、演技でなく本気でとうもろこしに脳を支配されてしまったらしい。 見た目こそあれだが、とても残虐な戦士には見えない。 「分かった、和幸。お前のことは信用しよう。これから…よろしく頼む」 「とうもろこし…とうもろこし…」 「…………」 鈴菜の友好の態度は、和幸に届いていなかった。 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇 「ああっ!?ドラちゃん!?」 和幸の話が終わって、次の話題に移ろうとしたところで、うさぎが声を上げた。 鈴菜と和幸がそちらを見ると…巨大なドラゴンの姿が透明になり、今まさに消えようとしていた。 「おお、我と同じく異世界に住む戦士よ、どうしたというのだ」 和幸が声を上げる中、そのままドラゴンは消える。 鈴菜は、時計を確認する。 その時刻は、5時ちょうどであった。 「…なるほど、そういうことか」 なんとなくだが、うさぎの異能の正体が見えた気がする。 「うさぎ、もう一度召喚の為に祈ってくれないか」 「は、はい!ドラちゃん、後できればウサミちゃんも、出てきて!」 そうして祈ること数秒、出てきたのは… 「蛇さん、ですか」 「やはりそうか」 鈴菜は確信した。 うさぎの異能の正体を。 「うさぎ、貴女の能力だが…時間が関係しているらしい」 「時間?」 「ああ、そして、兎、竜、蛇…この並びに、心当たりはないか?」 「兎に竜に蛇…?……あっ」 うさぎも気づいたようだ。 そう、兎、竜、蛇…この順番は、干支。 犬山うさぎの異能は、1時間ごとに、干支の順番に沿って召喚できる動物が変わる能力なのだ。 「……………」 「鈴菜さん、どうしたんですか?何か気になることでも」 「いや、何でもない。ともかく、大まかな話の整理はついた。改めて出発するとしようか」 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇 数時間前ウサミちゃんが向いていた方角…高級住宅街が近づく中、鈴菜は考える。 和幸が話していた学校での出来事を。 和幸の話から分かること。 それは、人間だけでなく動物も、このVHの影響を受けているということ。 デコイチという犬は適合できずゾンビになり、和幸という豚は適合して前世の姿を取り戻した。 この事実を受けて鈴菜は二つのことを考えた。 一つは、この村の外側の山のことだ。 此度のVHにおけるウイルス。 この山に四方を囲まれた村では、そのウイルスが外部に漏れる可能性は低いだろう。 だが…山の中はどうだ? 山中ならば、ある程度はウイルスが入り込んでくる可能性があるのではないか。 そして和幸と出会う前にうさぎから聞いた話によれば、山にはクマが出没することがあるという。 もしも複数のクマがウイルスに感染しゾンビになってしまったら…あるいは適合して異能を手に入れてしまったら。 考えるだけで恐ろしい。 そしてもう一つ気になることがある。 先ほども話したように、このウイルスは動物にも感染する。 (それならば…うさぎが召喚するこの動物たちは、どうなんだ?) ここまでうさぎ、竜、蛇と出てきたが、いずれも正気であり、ゾンビになっている様子はない。 それは正常感染者であるうさぎの影響なのかもしれないが… 鈴菜はそこで、最低なことを考えてしまった。 もし、うさぎが召喚する動物がいずれも正気を失わないのなら…彼女が生み出す動物には、ウイルスへの抗体が脳に出来上がっているのではないか。 異能の発現という形で感染してしまっている自分たち正常感染者よりも強固な、免疫を持っているのではないか。 そしてその脳を専門家が解剖・調査すれば、ウイルスの治療薬を作ることだってできるのではないか、と。 (なんてことを考えているんだ、私は…) 勿論この考察には穴がある。 そもそもうさぎが召喚する動物が普通の動物と同じ身体構造・脳を持っているとは限らないからだ。 それに…もしも彼女が生み出す動物を解剖して脳を弄ったりした場合、召喚者であるうさぎ自身にも何かしら悪影響があるかもしれない。 和幸にドラゴンが吹っ飛ばされてうさぎ自身に何もないことから。単純な攻撃のフィードバックが存在しないのは確かだが、脳まで弄られて影響がないとは限らない。 (恐ろしいのは…同じことを考える奴がいないとも限らないということだ) もしも自分と同じことを考えた奴がいたとして、そいつが自分なんかより非情な考えの持ち主であったなら… そいつはきっと、うさぎを利用しようとする。 彼女がどうなろうと構わず。 「鈴菜さん、大丈夫ですか?青ざめてるように見えますけど…」 「あ、ああ…大丈夫だ」 このことは、今は話したくない。 今も自分を気遣う優しい彼女にそんな重荷を背負わせたくないし。 優しい彼女に、こんなことを考えていたなんて知られて…軽蔑されたくない。 「和幸、頼みがある」 「鈴菜、だったか。我に何を望む」 「…うさぎを、守ってやってくれ。彼女を狙う、悪意から」 今の自分に出来ることは、自分と同じ考えに行きつき、そして手段を選ばない輩の魔の手がうさぎに伸びないようにすることだけだ。 しかし自分にそんな戦う力はない。 彼に頼むしかない。 和幸は、私の言葉に呆れたような表情をしながら言った。 「何を言うかと思えば…そのようなこと、頼まれるまでもないわ」 【B-4/平原/1日目・早朝】 【犬山 うさぎ】 [状態]:健康、蛇召喚中 [道具]:ヘルメット、御守 [方針] 基本.家族と合流したい&少しでも多くの人を助けたい ⒈ 高級住宅街の方へ向かう ⒉ その後避難所(学校)に向かう…つもりだったが和幸さんの話を聞く限りやめておいた方がいいかもしれない ⒊ 出来るなら多くの人達を助けたい ⒋ 鈴菜さんともう少し会話しておきたい 【岩水鈴菜】 [状態]:健康 [道具]:リュックサック、キャンプ用具(テントやライターなど)、傘、寝間着×2、制服、普段着×2、ロシア製のマカノフ、インスタント高山ラーメン、のりしおポテトチップス、ポテトサラダ、焼きうどん、冷凍西浦みかん×3、更にビックマック、AQUAの水500l×2、木製の子供用椅子 [方針] 基本.この地震が起きた原因を調べる ⒈ 高級住宅街の方へ向かう ⒉ 次に学校に向かう…つもりだったが和幸の話を聞く限り再考した方がいいかもしれない ⒊ 次に剛一郎が経営している寿司屋へ向かって彼の情報を集める。 4.ゾンビは家に閉じ込めて対処する。 5.剛一郎の危険性を多くの人に伝えながら、説得できる人と異能が強い信じられる人を探す 6.千歩果の知り合いがいたら積極的に接触したい、まず一人会えて良かった。 7.残り時間が少なくなってしまい、どうしようもない時は危険人物→善性殺戮者→自分の順番で死んでいくしかない、だが女王ウイルスを命に影響なく無力化する方も諦めず探したい 8. うさぎが召喚する動物でウイルスの治療薬を作ることが可能か?…しかし、今はこのことを誰かに話したくない ※閉じ師の技能が使えますが、この状況ではほとんど意味がありません。この立場は隠していくつもりです 1回異能を使うと20ml水を消費します。現在一本目の水の量は440mlです 【和幸】 [状態]:健康 [道具]:とうもろこしの入った袋 [方針] 基本行動方針:風の向くまま、村を散策する 1.犬山うさぎを守る 2.亡者になった知己は解放してやる 3.とうもろこし… 041.JUST THE WAY I AM 投下順で読む 043.ボーナスタイム 050.かつて未来だった僕たちから君たちへ 時系列順で読む 051.朝が来る 太陽を背中に僕らは進む 岩水 鈴菜 だいすきが繋ぐ良縁 犬山 うさぎ 黄金の至福 和幸
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最近のお勧め記事 ★ 日本の債務「持続不能な水準」=世界経済のリスク-IMFが警告 「時事通信(2011.11.24)」より ・IMFは「財政の持続性をめぐる市場の警戒心から、日本国債の利回りが突然跳ね上がる恐れがある」と警告。また、「財政改革の遅れや民間貯蓄額の減少」が引き金となり、日本国債が売られる可能性を指摘した。 対処法として「成長を促進する構造改革と財政健全化が不可欠だ」と主張。財政健全化の具体案では、消費税増税など歳入増加策と年金改革といった歳出抑制策の組み合わせが必要だとした。 ■ 財政危機を煽るIMFジャパンフロアー 市場は日本国債を信認、そもそも基準が間違いだ! 「世相を斬る あいば達也(2011.11.25)」より ・ いい加減にしろよ!IMFリポートってのが当たったタメシがあるか? ない!世界的に国家財政に対する健全化は、今や“流行り病”の兆候をみせている。財政さえ健全化すれば、その国の何が善くなるのだ?国債の信用が増えるのか?国債の健全化の為に、国民生活は蔑にして善いと云うのか?ユーロ圏の放漫財政と糞味噌一緒にされちゃ迷惑千万だよ。 ------------------------- ■ 日本の債務「持続不能な水準」とIMFが警告?・IMF=消費税率上げたい財務省・1997年の消費税率3%から5%で、消費低迷、倒産、失業、自殺が急増、株価大暴落、GDPマイナス、税収減少、国債残高大幅増加、橋龍謝罪! 「正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現(2011.11.25)」より ・これは「国際社会の声」ではなく、「日本の財務省の声」だ。 IMFには日本人専門職員が何十人も居て、そのうち約3分の1は財務省の官僚であり、しかも副専務理事、理事、理事代理などの要職を独占している。 例えば、2009年2月の問題の記者会見の際に、中川昭一財務大臣の隣に座っていた篠原尚之財務官は、その後IMF副専務理事になった。 ・日本のマスコミや政治家などは、IMFが警告を発して増税を提言すると、国際機関が日本に警告を発して増税を提案したように伝えるが、実際には財務省がIMFを利用して日本の増税を扇動しているのだ。 ・野田は、韓国を援助するために、日韓通貨スワップの上限額を5.4兆円に大幅増額した。 さらに、野田政権は、アセアンのインフラ整備に2兆円を出資する。 海外支援ばかりして、日本の被災地復興支援は後回しにして、日本国民には消費税率の引き上げをするなんて許されない。 ------------------------- ■ IMFに金出す答えしなかったら、日本終了と 手のひら返しで叩き始めた。 「素直に見る世の中。(2011.11.25)」より ・あっ、それよりIMF 金をせびりに来た時は 日本、負担に耐えられる と言っていたのに、いい返事がもらえないと ニッポン ヤバイよ、ヤバイよって・・・・。 こんなIMFは信用ならん。 消費税増税を、断固 断るぞ!! ------------------------- ■ 滑稽なIMFと日本国財務省の世論操作 「世界の片隅で溢れる脳汁を垂れ流す(2011.11.25)」より ・財務省は米国からの要求と省益のために構造改革を推し進め権限の拡大と天下り先の確保を目的としているようですね。 これはひとつの見方ですが、状況証拠はそろっているのではないでしょうかね? ------------------------- ■ 「増税できれば税収減ってもいい」が財務省、高橋洋一氏が暴露 「JANJANblog(2011.11.25)」より / 魚拓 ・高橋氏は野田政権を「増税一直線内閣」と断定。「財務省内の増税好き官僚は、デフレ好きで円高好きが普通だ」と分析した。景気が低迷している限り、税率引き上げの口実がつくれるからだ。 一般国民には本末転倒に映る。増税すれば景気が低迷し、税収が減るからだ。しかし、財務官僚の最大の関心事は権限の拡大だという。最も好むのは消費税だが、この標準税率を上げれば例外措置が出てくる。どの業界に軽減税率の恩典を与えるかどうかは財務省の胸三寸というわけである。 「この方式では例外扱いを受けたい産業界が陳情に来て業界への権限が強まるし、他省庁も裁量が増えて喜ぶ。だから財務官僚は、増税できれば税収なんか減ってもいいと思っている」と高橋氏は明かす。 ※ 前枠記事から再掲 ■ 差し迫る日本の財政危機 「アメリカ経済ニュースBlog(2011.11.25)」より ------------------------- ■ 日本国債に飛び火した可能性も 「日本国財政破綻Safety Net(2011.11.25)」より ・欧州国債の売り仕掛けに追随した日本の大手行ですが、日本国債もヘッジファンドに追随して売るかもしれない。当面、1.2%あたりが節目になると思います。いつ起こってもおかしくない、日本の危機はもうそこまで来ているのではないでしょうか。 ☆ 日本政府は借金で財政破綻する?■国債1166兆円 「2ch」より / 魚拓 ☆ 日本政府は借金で財政破綻する?■国債1165兆円 / 魚拓 ☆ 日本政府は借金で財政破綻する?■国債1164兆円 / 魚拓 ■ After €urogeddon? パンドラの_箱を開けたら_ 「ユーロゲドン」 「園田義明めも。(2011.11.25)」より ■ 2012年から始まる「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」、ドイツ国債異例の「札割れ」と中国のハードランディング懸念再燃で真打登場かと身構える市場 「園田義明めも。(2011.11.24)」より ------------------------- ■ 戦争と経済崩壊への道 「マスコミに載らない海外記事(2011.11.25)」より ------------------------- ■ ドイツ、フランスもデフォルト危機!ユーロ崩壊後、次はアメリカの番だ 「米国デフォルト危機ニュース(2011.11.25)」より ・ユーロ危機のおかげでアメリカ(日本)が延命しているのは言うまでもありませんが、世界の投資家はもう少しドライな目で市場を見ているようです。 ・中東系ファンドのマネージャー 「今は欧州国債が危ないから米国債と日本国債に逃避させている。 米国債と日本国債が安全か? いや、とてももたないだろう。近いうちいずれ破綻するだろう。 ただ、我々はこういう混乱した相場においてうまく利鞘を稼ぐ手段を行使してるだけに過ぎない。 米国債と日本国債が安全だから投資しているわけではない。」 ------------------------- ■ 差し迫る日本の財政危機 「アメリカ経済ニュースBlog(2011.11.25)」より ・ギリシャ、イタリアなど他国の財政危機を横目にこれまで独り勝ちのドイツでしたが、ドイツ国債入札で『札割れ』という「大惨事」の衝撃でヨーロッパの危機懸念さらに高まっています。 世の中ではヨーロッパ危機が取り立たされていますが、密かに日本の財政危機も海外メディアで取り上げられています。 ------------------------- ■ 日本国債に飛び火した可能性も 「日本国財政破綻Safety Net(2011.11.25)」より ・欧州国債の売り仕掛けに追随した日本の大手行ですが、日本国債もヘッジファンドに追随して売るかもしれない。当面、1.2%あたりが節目になると思います。いつ起こってもおかしくない、日本の危機はもうそこまで来ているのではないでしょうか。 ☆ 日本政府は借金で財政破綻する?■国債1166兆円 「2ch」より / 魚拓 ☆ 日本政府は借金で財政破綻する?■国債1165兆円 / 魚拓 ☆ 日本政府は借金で財政破綻する?■国債1164兆円 / 魚拓 ■ ヒラリー論文に見るアメリカの本気 「人力でGO(2011.11.25)」より ・「米国の太平洋の世紀」 - クリントン国務長官のフォーリン・ポリシー誌への寄稿 下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。 .
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ポケモンカードゲームの各シリーズでは、あるポケモンを主題にした構築済みデッキが発売されることがある。 そのデッキにのみ収録されているポケモンで、かつ主題になっているポケモンよりもユーティリティで分かりやすく強く、他のデッキにおいても活躍できるポケモンのことを言う。 他のポケモンによるサポートを必要としない、他のポケモンを強力サポートできるなど、デザイナーのデザインミスも大きいと思われる。 強い可能性があるポケモン一覧 ロズレイド(エキスパートデッキ) ルカリオ(ライチュウデッキ)
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一枚の可能性 依頼主 :ゲヴァ(グリダニア:旧市街 X12-Y7) 受注条件:革細工師レベル1~ 概要 :革細工師ギルドへの入門を認められた冒険者。受け取ったナイフを装備して、ゲヴァに声をかけよう。 ゲヴァ 「ちゃんとナイフを装備したようね。 ナイフは革細工師にとって、なくちゃならない道具。 くれぐれも大切に扱いなさい。 それじゃ道具も装備したことだし・・・・・・ さっそくだけど、あんたの腕を試させてもらおうかしら。 「レザー」を1枚、作ってごらんなさい。 「レザー」の材料は、「柔らかな粗皮」よ。 ああ、先に教えておくけど、 「柔らかな粗皮」はギルドの受付の横にいる オスギスが売ってるから、彼女から購入できるわ。 それから、製作には「シャード」も必要よ。 今回なら「アースシャード」ね。 これも忘れずに調達しておくのよ。 これだけ説明したんだから、 材料が見つからなくて作れません、 なんて言って泣きついてこないでね。 はいそれじゃ頑張って。 あんたがどんな「レザー」を作ってくるのか・・・・・・ ま、期待しないで待ってるわ。」 ゲヴァにレザーを納品 ゲヴァ 「「レザー」を1枚、作ってごらんなさい。 材料の「柔らかな粗皮」は、ギルドの受付の隣にいる オスギスから購入できるわよ。 あんたがどんな「レザー」を作ってくるのか まあ、期待しないで待ってるわ。」 (レザーを渡す) ゲヴァ 「ふーん・・・・・・へぇー・・・・・・ これがあんたの作った「レザー」ねぇ。 まあ、悪くはないんだけど、 処理も荒いし、なめし方も不十分だし、 使える部分を見つける方が大変なくらい。でも・・・・・・ Nikuq あんた、革細工の才能、あるわよ。 そりゃあもう・・・・・・ この「レザー」の、使える部分と同じくらいには。 あら、一応、褒めているのよ? ちゃんと一枚の「命」と向きあってモノを作り上げた。 ウチの革細工師の精神、わかってはいるみたいね。 場合によっちゃ今からでも叩き出そうと思ってたけど、 真面目にモノを作る気はあるみたいだし。 指導はしてあげるから、ウチの革細工師として頑張んなさい。 あ、あんたの練習まで付き合わないわよ? そのナイフを使って、しばらく自分で鍛錬してきなさい。 一から十まで言われなくたって、あんたならできるでしょう。 もう少し腕を上げたら、また顔を出しなさい。 使いっ走りくらいなら、させてやらないでもないわ。」
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「こんな現象が観測されたら、この理論は間違いです」と言えること。 これを1つも持たない命題は、「何も言っていない」と同義です。 → 進化論
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「と、ということは・・・・アブソー、お前って・・・・」 「クルーさんの妹、ということになりますね。義理ですけど」 「嘘だろ・・・・そんな」 チェインはそう呟いて、頭をうなだれた。 「おいおい、世界が終わるわけじゃあないんだからさ」 「ま、実際に終わる危機になりつつありますけどね」 クルーがおどけて言って見せた。 結局、クルーはファントとすでに接触していることは話さなかった。 話したところで、同情されるだけだから。 結果的に、なんらかの事故でアブソーとノヴァが人間界に行くことになった、という事でおさまった。 ……おさまった、のだが。 チェインは納得いかないらしい。 勿論、彼の愛するアブソーが私の妹だということに。 何度も言いますが、義理、ですけどね。 「で、何をそんなに拗ねているんですか? チェイン」 「拗ねてねぇよ! ただ・・・・」 「ただ?」 「ただ、生意気なお前と・・・・アブソーが兄弟とは思えないってゆうだけだ」 そして、チェインはクルーから目をそらした。光速で。 「それはつまり、私の性格が悪い、と」 クルーの声の調子がだんだんと冷たくなっていくのに対し、ティーは明るい声で、 「あー、確かに。それには同意するかも」 「・・・・ティーまで」 「大丈夫ですよ。クルーさん」 そこに入り込んで来た声は、無論アブソーのものだった。 「クルーさんにも、いいところはたくさんあります!」 「アブソー・・・・」 ――妹から元気付けられるのも、どうかとは思うのですが。 すると、アブソーの口が再び開き。 そして、一言。 「元気をだしてくださいね。愛しい兄さん」 「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」 しばしの沈黙。 そして。 「・・・・マニ。おふざけもいいかげんにしてくれませんか?」 「え? 何でです?」 答えたのはマニではなく、アブソーだった。 しかし、その顔はあらかさまに慌てていた。 「これも『実操』の力で、かな? そうでしょ、マニ」 「トライしてみるものですね。今のところ口しか動かせませんけど」 ティーの問いに対し、あっけらかんと応えるマニに、 「これ以上私の友達で遊んだら、承知しないからね」 凄みをつけて言うティーの声は、効果抜群のようで、 [・・・・] テディベアは心なしか小さくなっているように見えた。 +++ 「さて、帰りましょうか。皆さん、手をつないでください」 「分かった。じゃあね、アルファ」 するとドラゴンは一度咆哮を上げると、空へと舞い戻っていった。 「・・・・また、会えますよね」 そんな小さな少女の問いに、彼女は強く、優しく答える。 「そうだね。お互いが望めば、再会するもんだしね」 手が輪になり。クルーが呪文を唱えた。 地面は光だし、その光はアブソー達を包んで言った。 あの時のように。 ふと、クルーはチェインを見た。 この世の終わりを見たかの様な顔をしていた。 ――まったく、マニのいたずらであんな風になってしまうなんて。 あなたも、そうとうアブソーに入れ込んでしまったみたいですね。 私のように。 最後に、彼は言葉を紡ぐ。 神よ 我を時空へ誘いたまえ +++ アブソー達は時空から戻った後、タイニーと再度状況を確認するために城の中にいた。 取りあえず、残りの三人の八妖精を探すために再び時空に行くのは、アブソー、チェイン、クルーの三人ということになった。 残りの三人には勿論、城に留まる理由があった。 タイニーは引き続き犯人を捜しだすために、マニはテディベアだからという理由で、ティーはマニの面倒を見るためという理由だった。 それが決まった時、クルーが不服そうな顔をしていたのは、言うまでも無い。 「これはあくまで僕の予想なんだけどさ」 と、タイニーが突然切り出した。 「何の予想ですか? タイニー」 「ファントのことで、さ」 「・・・・ファント、さん。ですか」 八妖精を時空に飛ばし、向日葵を襲った、犯人。 タイニーは皆の視線を感じながら、きっぱりと、 「僕の情報が正しければ、ファントは魔力の使い方に制限があるんだよね」 アブソー達にとって、興味深い発言をした。 「・・・・制限、って言ってもさ、具体的に何があるの?」 「そうだね。たくさん、といっても、片手の指で数えられるくらいしかないんだけどさ」 といいながら、少女は実際に右手を使って数え始めた。 親指。 人差し指。 中指。 そして、薬指は折られなかった。 「・・・・今のところはね、三つほど分かってる」 「そ、それは、何なのですか?」 アブソーがせきたてるように言う。 タイニーは、そう焦るなって、となだめてから、皆に向き合った。 「まず一つ目は、『知識』の力みたいに相手の思考を読むことや、知識を得ることができないこと」 じゃあ、私の力は特別なんですね。と言ったクルーを、チェインは睨んだ。 「二つ目。自分の体を治癒したりできないことさ」 「あぁ、リビーの『再生』の力みたいなもんか」 その言葉に、アブソーはチェインに視線を動かし、 「リビーさんって、誰ですか?」 すると、チェインは少し嫌そうな顔をいて、答えた。 「貴族で生意気で我侭で自分勝手な餓鬼だよ」 一気にしゃべったチェインは一息ついて、アブソーから視線をずらした。 アブソーは結局、リビーについてはあまり良いことは聞けなかったな、とだけ思い、タイニーに再び視線を戻した。 「で、最後なんだけど・・・・」 と、言葉を続けようとしたタイニーは突然口を閉じた。 「・・・・どうしました? タイニー」 「・・・・僕さ、まちがってた。二つだったよ」 ははは、と軽く笑ったタイニーは、どこかぎこちなかったが、 「そっか、まぁ誰にでもまちがいはあるしね」 ティーはそれほど気にせず、これで話は終わり! という風に立ち上がった。 「チェイン、アブソー、次の旅があるんでしょ? 何か買いに行く?」 すると、アブソーはチェインの手をとり、 「行きます! さ、チェインさんも行きましょう!」 「ちょ、わ、分かったから」 あらかさまに狼狽したチェインを眺め、面白そうに悲しそうに笑うタイニーに、 「で、話とはなんですか?」 「気付いてたか」 「まぁ、なんとなくですけどね」 タイニーは三人の姿が見えなくなってから、クルーの耳に顔を寄せた。 「いいかい? このことは口外しないこと」 「・・・・分かりました」 そして、タイニーは息を吸って、決心したように、小さな声で、告げた。 「三つ目は、『時航(タイムトラベル)』の力、そのものなんだよ」 「・・・・え」 「そうなんだよ、矛盾するんだ」 といいながら、タイニーは静かに身を離した。 「少なくとも妖精を時空に飛ばすには、その力が絶対に必要なんだよ。いくらファントのように――魔力が強大でも、ね」 それならば、何だというのだろう。 タイニーは何が言いたいんだ。 そんな可能性、私は考えたくも無い。 「クルー。僕たちの仲間の中に一人、そういう力を持った奴がいるだろ?」 「・・・・いたら、どうだと言うつもりですか?」 「僕はその人を『裏切り者』だと考えるけどね」 二人の間に静かな時間が通り、そして、クルーは冷静に、なるべく普通に、 「ベル・レンシー。それが『時航』の力を使える妖精の名です」 そして同時に、私達の仲間でもある妖精の名でもあります。 最後にそう付け足して、クルーは頭をうなだれた。 悔やむように。泣くように。祈るように。 そして――何かを期待するように。 クルーはどこかに存在している彼の思想を視た。 +++ クルーとタイニーが、シリアスな話をしている頃。 「で、いつから知ってたんだよ」 チェインは、隣で一緒に歩くアブソーに突然、問いた。 「何がですか?」 「ほら、お前がクルーの妹だった、っていうことだよ」 アブソーは思い出すように顎に手を当て、あぁ、それでしたら、と。チェインにまた顔を向けて、 「時空に行く前にクルーさんに教えてもらったんです。城の中で」 ――やっぱり、あん時かよ。まぎらわしいことしやがって・・・・。 と。心の中で毒づくチェインの背を、ティーはポンと押して、 「まぁまぁ、そんな不細工な顔しないでさ」 「ぶさっ・・・・! ティー、口には気をつけろよ!」 「私は事実を言っただけですよー。ね、アブソー」 言いながら、ティーは後ろを振り返る。 アブソーは口に手をあてて、笑っていた。 「・・・・アブソーもかよ」 「ま、しょうがないじゃん。ホントのことだし」 「違いますよ。そのことで笑ってたんじゃありません」 チェインとティーは、アブソーをいぶかしげに見た。 「じゃあ、何が理由で?」 ティーが疑問を投げかけた。 「私、クルーさんの妹という事実を皆が知ってしまったら、今までのように振舞ってくれないと、 勝手に思っていたんです。そんな心配をしていた自分が、なんとなく可笑しくって」 えへへ、と無邪気に笑ってから、彼女は続ける。 「クルーさんは、私がノヴァ叔母さんの名前を出したら私がクルー・ガディスだと気付いたみたいで。 私もその時にクルーさんが兄さんなんだって分かって」 顔を上げて、二人の顔を見た、 「すごく、嬉しかったんです」 チェインとティーは、静かに言葉を待つ。 「だから、あの時。思いっきり抱きついちゃったんです。それぐらい、嬉しかったです」 と。アブソーが言った瞬間、チェインは驚いて、 「ま、まさか、お前が勝手に抱きついた・・・・のか?」 「そうなると思います」 またしても顔をうなだれたチェイン。 あいつだけあいつだけ・・・・、と呟き続けるチェインに、アブソーは唐突に、 「安心してください、チェインさん」 そして、小さな衝撃を、チェインは背中に感じた。 チェインは硬くなりながら、ゆっくりと後ろを振り返った。 アブソーが、抱きついていた。 「な・・・・!」 「これで、平等ですよ」 道のど真ん中でのその光景は、とても微笑ましくも見えたし、恋人同士にも見えた。 なにせ、どちらとも顔が整っているのだ。 「おーい。イチャイチャするのは後でやってくんない?」 「い、イチャついてなんか・・・・」 「あ、ごめんなさい」 あっさりと手をほどいたアブソーを名残惜しげに思いながらも、人々の視線から逃げるように 歩を速めた。 「そんな怒ることないだろー」 「怒るってねぇよ! ただ・・・・」 ――ただ、恥ずかしくて、顔が熱い・・・・。 「あ、チェインさん」 ふと気付けば、隣にアブソーがいた。 「な、なんだよ」 顔をそらしながら聞くと、アブソーははっきりと。 「私、チェインさんに抱きついた時から、なんだか胸がドキドキするんですけど。何ででしょうか?」 「・・・・え」 ――それってそれってそれって、もしかして・・・・! 「アブソー、お前――」 「ティーさん! 着きましたよ!!」 そして見上げると、そこには目的の店の看板がぶら下がっていた。 なにやら雑談をしながら、アブソーはティーと店内へ入っていった。 「・・・・・・」 チェインは先ほどのアブソーの言葉の意味を考えながら、店の看板をうらめしく見つめていた。 顔を真っ赤にしながら。 +++ ……………………。 ……………………。……………………。 ……ク……………ルー………。 チェイ……ン………………。 ……皆………………どこに……………………。 ……僕は……………………何を…………………………………………。 お……。 ………………た……。 ………………。 …………。 ……。 +++ 「・・・・で、どうたったんだい? クルー。レンシーの思想の中は」 クルーはゆっくりと頭を上げて、タイニーの目を真っ直ぐと見る。 「・・・・レンシーは、私達の名前を呼んでいました。私達を求めて、呼んでいました」 淡々と、しかしどこか明るい声で言うクルーは、微笑んで、 「レンシーは、裏切り者と決まったわけではありません。勿論、その可能性から目をそらすなんていうことはしませんが。少なくとも、彼は私達の仲間のままだと、信じましょう」 彼も私達のことを、信じて、呼んでいるのですから。 最後にそう締めくくって、クルーは口を閉じた。 そして視線を、空に向ける。 それは、淡く、赤く、染まっていた。 タイニーもそれにつられ、視線を上に向けた。 そして、何気なく問う。 「アブソーは『ディーバ』なのかい?」 「・・・・え」 クルーは目を見開いて、隣にいる少女を見た。 「とある巨木がね、アブソーに会った時に、そんな感じがしたんだってさ」 そうですか、と、クルーは呟いて、 「・・・・確かに、アブソーは『ディーバ』という存在のようです。ただ・・・・」 「ただ、何だい?」 「ディーバに関する情報としては、私の祖母のノヴァがディーバだったということと、ディーバには 女神という意味がこめられているということ、だけしか知りません」 するとタイニーは、ニヤリと笑って、 「じゃあ、ディーバは神が創ったということも知ってるかい?」 「・・・・タイニー、あなたは――」 「ディーバは人間とも呼べるし、妖精とも呼べることもかい?」 「どこまで知って」 「『ファント』に対抗できる存在が『ディーバ』という名前だということもかい?」 息を呑む。 静寂の時がしばらく過ぎ、そして。 「それは・・・・本当ですか?」 「ふふん。情報屋をなめないでほしいなっ」 これでも八妖精の一人だからね、と誇らしげに言うと、タイニーは立ち上がって、 「もう今日は疲れたし、寝るわ。お休み」 クルーは、まだまだ聞き足りないといった心境だったが、タイニーのことも考慮し、何も言わずにタイニーを見送った。 己もまだ、心の整理がついていないのだから。 アブソーは確か、あのおぞましい光景を見たショックで私と過ごした頃の記憶は無くなっている。 それは『知識』の力で確認したはず。 ――問題は、彼女がその事実を受け入れることができるかどうか・・・・。 と。 クルーが考えにふけっている間に、アブソー一行は無事に帰還したようで、 「おーい、クルー。戻ったよー」 「・・・・あ、あぁ。お帰りなさい、ティー」 「お前、何か調子悪いのか?」 「え? そうなんですか? クルーさん」 真っ先に自分の異変に気付くチェインは、さすがと言ったところでしょうかね、と心の中で思いながら、彼は思う。 ――どっちにしろ、彼女は受け入れるでしょうね。 私の妹は、そういう人ですから。 +++ そして、空は赤く紅く朱く染まる。 ゆっくりと。ゆっくりと。 青く、平和だった空を。 蝕むように、崩すように、壊すように。 それはまるで、これからの世界を暗示しているようで。 それはまるで、『彼』の赤のようで。 確実に、脅威が近付いていることに。 まだ誰も、感づいてはいなかった。 あの『悲劇』が幕を開けるまでは。 今は、まだ静かに。 時は、流れていた。 それはひとつの果実からⅢ End,,,